エステに足を突っ込んだのは、二十歳になった時でした。まだ大学生の私はアルバイトで得たお金を持って、ドキドキしながらエステのお店に入っていきました。何も街で勧誘された訳でも、友人に頼まれたからでもありません。大人になったらエステをするぞ、というのが私の願いでしたので、街一番という噂を信じて、そのお店に入っていきました。飛び込みのお客は珍しいようで少々驚かれましたが、それでも直ぐに親切で驚く程優しい対応をしてくれ、フェイシャルのエステを勧めてくれました。私の中でも、エステといえばフェイシャルのエステでしたので、直ぐに同意し、施術が始まりました。
担当していただいたエステシャンは私よりも大分お姉さんに感じたものですが、今考えると25歳、26歳といったところだったと思います。美容に関する職業についている中でも、エステ業界の女性は特に大人っぽく見えるのですね。そのエステシャンにフェイシャルのエステを初めてしてもらった時の事は今でも忘れません。だって意気揚々とエステに行った私が、緊張のあまり嘔吐してしまったのですから。エステシャンの方も驚いたことかと思います。まさか、フェイシャルのエステの施術開始早々に嘔吐されるとは、想定もしなかったと思います。
しかしそんな驚きをおくびにも出さず、優しく対応してくれました。そして身の回りをきれいにしてくれた後、再びフェイシャルのエステを施術してくれました。そんなことがありましたので2時間程滞在したでしょうか。親切にしてもらい、気持ちの良い思いをして、自分の望みを遂げた私ですが、恥ずかしくてそのお店には行けなくなってしまったのでした。